梅の危機
2024年6月15日
梅をスーパーなどで見かけるようになりました。
梅干しを漬けたり、梅酒、梅シロップ、カリカリ梅、
梅の味噌漬け、梅の醤油漬け、
ご家庭によって、この季節がきた!と、
年に1度の手しごとを楽しみにしていた方も多いのでは
ないだろうか。
ただ、今年の梅の実は、記録的な不作らしい。
梅の代表品種「南高梅」発祥の地で、日本一の梅の産地として知られる和歌山県みなべ町も、
今年の収穫量は、過去10年で最も少なくなる可能性が高いという。
暖冬の影響で、梅の開花が早まったため、
雄しべが短く受粉がうまくいかないなどといったことが原因で
収穫量は例年の3割、5割ともいわれ、キズなど品質もいまひとつ、
価格も200~300円/kg程度高騰、と心配なニュース。
梅だけではないというから、温暖化、不安定な気候は、
我々が考える以上に、様々なところで、
大きな影響を及ぼしているということだ。
梅干しが手に入らない時代がくるのか。
食だけでない、文化、生活の危機だ。